あのこは貴族


「あのこは貴族」を観た。

すごく良かった。おもしろかったな。


階級の話なんだけれど、見始めて少し経った頃、ココシャネルを思い出した。

ココシャネルとアーサーカペル。

あのこは貴族自体は恋愛色は薄く、というかない。

異性色を抜いても、途中から幸一郎がアーサーカペルに見えて仕方なかった。



本を読んだり。映画を観たり。音楽を聴いたり。

そういった動詞がずっと好きだったんだけど、ここ数年、なぜか拒絶反応があった。


音楽も聴くは聴く。でも、なぜか心地良くはなくて。

どうしちゃったんだろうなぁ、と思ってた。

けど最近、音楽をまた楽しめるようになって嬉しい。




涙がでるほど笑う、ってよくある。

わたしの人間関係はとても狭い。

その狭い範囲だと、いつも笑いながら泣いてる気がする。

喜怒哀楽のすべて、一線を越えると涙の表現になってしまう。



'おもしろい' 、感情の中で一番好きかもしれない。

わたし自体は全然おもしろくないから、おもしろい人に憧れる。

親友にも「美春はおもしろくないところがすごくおもしろいよ」って言われてしまったし。

笑わせられる人でありたいけど、なんかいつも、笑わせるよりも笑われてる感じ。

そうなの、仕方ないの、いいの。わたしは笑う担当で。


土曜も、びっくりドンキーで笑いながら泣いていた。

声もでないほど、二人で、無言で笑いながら泣いていた。




感情の中で、と言えば、わたしはずっと「楽しい」の感情に執着している気がする。

わたしが定期的に病む原因のほとんどが、「今、なんか楽しくない」だったから。

楽しくないと、別にもう生きてる意味ないかな、なんて極端な選択に走ってしまう。

それも悲観的ではなくて、楽観的な意味で。


なんか楽しそう、が指針。

なんか楽しくない、が不一致。

なんか楽しい、が真実。


人生、こなすことでいっぱいいっぱいになる時期がある。

楽しい、よりも、これで大丈夫、とか。よくやっている、とか。

それもそれで、とっても素敵なことだけど。


でも人生なんてさ、ただただ楽しくていいんだよ。

やっぱり。