水彩


絵を描くに水彩が好きな理由は、不意なアクシデント・災害(多くは水系)だとかに襲われたとき、原型が変わってしまう可能性がある、というところ。弱いところ。不確かなところ。脆いところ。移ろいやすく、柔らかく、変わりやすいところ。


なんだか、世界、形、わたし、総合的な本質を表している気がして、好き。

変わらないものは、変わることを受け入れた先にある気がして。


水彩をとるわたし自身が、その価値を受けとっていきたい。

そういった意味でも、わたしの表現として使っていきたい。


また、変えたいものも、変わらないことを受け入れた先にある。

影響されずに、淡々と見つめていきたい。